道路施設の老朽化対策事業計画
[2022年9月14日]
コンクリートや鋼構造の構造物は永久的に健全を保つものではなく、建造後は徐々に老朽化が進行していきます。2012年に発生した中央自動車道 笹子トンネルの天井板落下事故を契機に、道路法の改正により、道路管理者に対して近接目視による定期点検が義務付けられました。
定期点検は道路施設の各部材の状態を把握・診断し、適切な措置を特定するために必要な情報を得ること、かつ安全で円滑な通行の確保、沿道や第三者に対する被害防止を図るために維持管理を適切に行うことを目的としています。
また、定期点検の結果を長寿命化修繕計画に反映させ、ライフサイクルコストが最小となるよう維持更新費用の縮減を図ることを目的としています。
施設毎の健全性の診断は、表―1の区分により行います。
健全度判定区分 | 状態 |
---|---|
1:健全 | 構造物の機能に支障が生じていない状態 |
2:予防保全段階 | 構造物の機能に支障が生じていないが、予防保全の観点から、措置を講ずることが望ましい状態 |
3:早期措置段階 | 構造物の機能に支障が生じる可能性があり、早期に措置を講ずべき状態 |
4:緊急措置段階 | 構造物の機能に支障が生じている、または生じる可能性が著しく高く、緊急的な措置を講ずべき状態 |
定期点検結果に基づく長寿命化計画書
業務時間:午前8時30分~午後5時15分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)